1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
10

電車を撮ろう。

日本国内のJR・私鉄問わず、電車・気動車・客車・機関車・臨時・回送・団体・イベント・貨物・試験列車・廃車体・陸送etc...鉄道に関する写真を不定期アップ


Category: 特大貨物   Tags: ---

緻密に計算されつくした変圧器輸送

BI1V1060-1.jpg

丑三つ時の橋本駅前。
交通量が少なくなった頃を見計らい、いよいよお化けトレーラーが動き出す。
顔がふたつに腕4つ、足はひいふうみい…。
もはや数なんてどうでもいいくらい、ド派手な、常軌を逸した大きさのトレーラーがやって来る。

出発してわずか100mほどのところに、樹脂製のポールが数本立っている。
最初の関所が立ちはだかる。相手は鉄製のトレーラー、対してこちらは樹脂ポール。
そのまま進んできても、ぐにゃりと押し曲げて難なく通り過ぎて行くことは訳無いでしょうが、一般人も見ている手前、それでは印象が良くない。
少しでも通行の障害になりうる物は、事前に排除しておかねばなるまい。
それまで生えていた樹脂ポールは、巧みに取り外され、充分なクリアランスが確保された。


BI1V1091-1.jpg

樹脂ポールの関門をクリアすると、そのまま狭隘なS字カーブに突入する。
乗用車なら何でもない道でも、これだけデカイトレーラーには死活問題である。
中央分離帯の位置がわかるよう、作業者がニンジンを高く掲げてドライバーに示している。


BI1V1101-1.jpg

S字カーブ部分の道幅は、正にトレーラーの幅一杯である。
もう、変圧器の側梁部なんかは柵に触れそうなくらいだ。
各部のタイヤを微妙に操舵しながら、教習所のS字コースを遥かに凌ぐ難所を、ゆっくりと時速数キロで進んでいった。

そしてトレーラーが通過した後は、外されたポールが速やかに戻された。

BI1V1145-1.jpg

全ての枝道は完全に規制された。
うっかり進入してしまったとしても、こんなのが前から来たらどうにもならんだろう。
今回の変圧器、やけにデカイなあと思ったら、目方がなんと150tだとか。そりゃデカい訳だわ。


BI1V1129-1.jpg

横幅に加えて上空にも注意を払わねばならない。
商店街では、闇夜に垂れる電線が行く手を阻んでいた。
それを作業者がグイッと竿で持ち上げる。
最初、何をしているのか気づかなかったのだが、あんな細い電線が有ったとは。。。
次から次へと襲いかかる障害物に、ただ我々は圧倒されるばかりで為す術も無し。
出来ることは、ただこの光景を静かに見守り、緻密に計算されたひとつひとつの所作を記録することであろうか。


BI1V1111-1.jpg

1ステップ戻って、連続S字カーブの末端部を駅前の歩道橋から見下ろした画を。
俯瞰してみると、改めてこのカーブが如何に狭隘かおわかりであろう。
よりによってなんでまたこんな嫌がらせのようなS字カーブを設けたのだろうか。
しかし、考えようによってはドライバーと作業者さんらの見せ場とも言えるか。
最後の左カーブに差し掛かろうというところに縁石が有る。
その角にも、位置を示すべくニンジンを指し示している。
その後方に立つご老人など、目の前の光景に茫然自失となっていた。
それにしてもデカいわなぁ…。
こんなもん、経験と技術がないとやっぱり運べないですわな。

2014.11.3 橋本駅付近にて 

【関連記事】
橋本変圧器陸送

スポンサーサイト

テーマ : ある日の風景や景色    ジャンル : 写真

Comment: 0   Trackback: 0

11 05 ,2014  Edit


Back to top



Trackbacks

Comments

Leave a Comment

Back to top